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切らずに治す粒子線治療

普及型重粒子線がん治療装置の現状

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普及型小型重粒子線がん治療装置の現状<群馬大学重粒子線照射施設>

 普及型小型医療用加速器(*)を用いた重粒子線がん治療装置の第1号(実証機)が群馬大学に設置されることになりました。わが国の重粒子線がん治療装置としては放射線医学総合研究所、兵庫県立粒子線医療センターに次ぐ3番目の装置となります。 2009年4月臨床試験開始の予定で、最終的には年間660人の患者を治療することを目標にしています。

 群馬大学に設置される重粒子線がん照射施設の鳥瞰図および建設スケジュールが群馬大学から発表されました。

 詳しくは、群馬大学 重粒子線医学研究センターのホームページをご覧ください。

 照射施設の構成は治療用の水平+垂直照射室1室、垂直照射室1室、水平照射室1室および研究用の垂直照射室1室の合計4室です。建屋は地上2階、地下1階で、設置面積は約2,960㎡(おおよそ50m×60m)で放射線医学総合研究所のがん治療装置(HIMAC)の半分以下となっています。 なお、わが国の重粒子線がん治療装置の設置面積を比較すると次のようになります。


施 設 サイズ 比率(%)
放射線医学総合研究所 120m×65m 100
兵庫県立粒子線医療センター 95m×80m 96
群馬大学重粒子線照射施設 60m×50m 38

建設スケジュールは次のとおりです。


・2006年 4月 建屋基本設計開始
・2006年12月 装置契約
・2007年 2月17日 鍬入れ式(着工)
・2008年 5月 装置搬入開始
・2008年12月 ビーム試験開始
・2009年 4月 臨床試験開始

群馬大学の重粒子線照射施設

↑群馬大学の重粒子線照射施設(群馬大学のホームページより)


群馬大学の重粒子線照射施設の建設状況(

↑群馬大学の重粒子線照射施設の建設状況(2007年12月)(群馬大学のホームページより)


(*)放射線医学総合研究所が普及に向けた小型の医療用重粒子線加速器の全体設計および要素技術開発を進めてきた結果、現在放医研に設置されている従来型の装置(HIMAC)と同等の治療性能を有する装置を約1/3の大きさ(面積比)で実現する技術が確立しました。

掲載:平成19年3月
更新:平成20年1月

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