放射線治療品質管理
トレーサビリティ
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トレーサビリティとは、計測結果の信頼性を示す指標である「不確かさ」がすべて表記された切れ目のない比較の連鎖を通じて、計測結果が国家標準または国際標準に関連付けられることを意味します。つまり、国家標準あるいは国際標準とのつながりを意味する「トレーサビリティ」が確保された計測器は、信頼性が証明されていることを示します。当財団の線量校正事業はJCSS登録事業者として、JCSS標章付きの校正証明書を発行しております。このJCSS標章付きの校正証明書は、国家標準とのトレーサビリティを証明するものです。JCSS登録については、こちら。放射線の国家標準は、国立研究開発法人産業技術総合研究所が保有しており、二次標準機関を通じてユーザーに供給されます。当財団は、治療用線量計校正の二次標準機関として線量計校正を実施しております。
当財団で実施している線量計校正の校正作業は、国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構千葉地区で実施しております。ユーザーの線量計の校正定数を決定するために、使用する装置を紹介します。
電位計
:
EMF520またはEMF520R
(EMFジャパン)
電離箱
TN30013
(PTW FREIBURG)
特定二次標準器は、国立研究開発法人産業技術総合研究所にて2年に1度jcss校正を受けています。
標準キャパシタ:SAC860(川口電機製作所)など標準直流電圧測定装置:7461P(エーディーシー)常用参照標準は、日本電気計器検定所にて1年に1度JCSS校正を受けています。
Co-60 γ線照射装置:TYC-3001(ヨシザワLA)
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