粒子線治療
重粒子線治療の対象となる症例
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1粒子線治療の原理 2粒子線治療の歴史 3なぜ粒子線でがんが治るか 4粒子線治療の特徴 5重粒子線治療の対象となる症例 6重粒子線治療の症例別治療期間 7重粒子線治療の治療成績 8普及型重粒子線治療装置
重粒子線はがん病巣に集中して照射できることから、進行していない限局したがんの治療に適しています。また、がんの周りに重要な臓器や放射線に弱い組織のある場合に、それへの照射を避けることのできる強力な治療法と考えられています。 この治療法は、不規則に運動する胃や袋状・管状の臓器は、がんの狙い撃ちが困難であったり、臓器に孔を開ける危険性があるため、適応は不向きです。また、白血病のような全身に広がったがんや広く転移したがんにも適応は不向きです。 現在放射線医学総合研究所(放医研)で行われている重粒子線治療の効果が期待される適応部位は下の図に示すとおりです。
高度先進医療の対象となっている部位
臨床試験中の対象部位
(1)頭頚部腫瘍・頭骸底・眼球の腫瘍
(1)脳腫瘍
(2)肺がん(非小細胞がん)
(2)中枢神経腫瘍
(3)肝がん
(3)食道がん
(4)骨・軟部肉腫
(4)すい臓がん
(5)前立腺がん部腫瘍
(5)子宮がん
(6)直腸がん術後再発
この分類は、がん腫瘍の進行程度にもよりますので、詳細は放医研の病院にお問合せください。
がんであることをきちんと予告されていること ・患者自身ががんであることを認識していること ・悪性の腫瘍であること(良性の腫瘍は対象とはなりません)
転移がないこと ・広範な全身転移は対象となりません
過去に放射線治療を受けたことがないこと ・治療を受けた部位と異なるばあいは治療の対象になることがあります。
白血病など、全身に広がっているがん
胃がん、大腸がんなど、蠕動運動を伴う臓器の疾患
すでに他の良好な治療法が確立しているがん
全身に転移してしまったがん
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