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中性子捕捉療法(BNCT)

1.BNCTの原理

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 BNCTは、腫瘍細胞に取り込まれたホウ素(10B)と中性子との核反応により発生する強力な粒子線(アルファ線、7Li粒子)によって治療を行います(図1)。用いられる中性子は、ホウ素(10B)との反応断面積が大きな熱中性子をはじめとする低エネルギーの中性子です。

図1BNCT原理図

 ホウ素化合物をあらかじめ投与しておき、腫瘍にホウ素が集まったときに熱中性子線を照射すると、ホウ素化合物をほとんど取り込まない正常細胞はあまり大きなダメージを受けませんが、ホウ素をたくさん取り込んだ腫瘍細胞では細胞内部でホウ素と熱中性子の核反応が生じ、核反応により発生したアルファ線と7Li粒子が腫瘍細胞のみを殺します。大きな利点は、アルファ線も7Li粒子もおよそ10ミクロンしか飛ばないため、正常細胞を傷つけることなく腫瘍細胞のみが選択的に治療できることです。

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